バクー旧市街を町歩き

イスラーム文化発信

みなさん、こんにちは!

だいぶ冬の寒さが厳しくなってきましたね!

少し期間が空いてしまいましたが、以前イランへ行く道中で立ち寄ったアゼルバイジャンの首都・バクーを紹介していきます!

アゼルバイジャンとは

そもそもアゼルバイジャンとはどのような国なのでしょうか。

アゼルバイジャン共和国は人口約1000万人が日本の約4分の1の面積の国土に暮らす内陸国です。

内陸国とは言うものの、カスピ海に面しており、キャビアなどの水産物も豊富に取れる国です。

特に、19世紀末から生産が開始された石油と天然ガスの生産が主要産業となっており、「第二のドバイ」と呼ばれることもあるようです。

近年では、オリンピックスタジアムの建設や2016年よりF1世界選手権の開催、UEFAヨーロッパリーグといったヨーロッパ圏サッカー大会の誘致など、国際的なスポーツでの知名度向上を図っています。

バクーの歴史

では、アゼルバイジャンの首都であるバクーは現在までどのように発展してきたのでしょうか?

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街の起源

バクーにおいて、人が居住していた痕跡は紀元前から確認されていますが、都市として建設されたのは5世紀頃とされており、最も古いバクーに関する記録は9世紀にペルシャ人が残した記録であるとされています。

また、この街の名前はペルシャ語で「風が吹き付けた」と言う意味の「bad-kube」が短縮されて、バクー(Baku)になったとされており、古くからイラン・ペルシャと強い結びつきがあったことがわかります。

イラン化の進展

次に、バクーが世界史に登場するのは12世紀から16世紀にかけてです。

バクーがシルバン・シャー朝というスンナ派イスラーム王朝の首都となり、コーカサスの主要都市の一つとして発展していきます。

その後ペルシャのサファヴィー朝の支配を受け、イラン文化とシーア派イスラーム化が進行し、現在のアゼルバイジャン文化の土台が作られていきます。

その後、18世紀になるとロシアがアゼルバイジャン地域に進出し、イランとの覇権争いが行われ、1813年のゴレスターン条約によってロシアに併合されることとなりました。

帝政ロシアの都市建設と石油採掘

1846年、油田の発見と採掘が開始されるとバクーに欧米諸国の富が一気に流れ込むことになります。

当初、ロシアが石油採掘を国家独占して行なっていましたが、1872年にそれを一般に開放します。

すると、ロスチャイルド家やノーベル兄弟といった資本家が集まるようになり、バクーはアゼリー(アゼルバイジャン)人やアルメニア人の経済・文化の中心地として栄華を極めます。

その際に、現在の新市街のエリアには当時のヨーロッパの流行(アール・デコ)を取り入れた多くのロシア様式の建物が建設されることとなります。

社会主義化と世界遺産登録

その後、ソ連の一構成国としてロシアによる支配を受けますが、ソ連の崩壊に伴って、アゼルバイジャン共和国として独立します。

2000年には、旧市街が「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」として世界遺産登録され、世界各国から観光客を集める国際都市となっていきます。

バクーの街並みの特徴

バクーの街並みの特徴は多様な文化が混ざりあっている点にあると言えます。

具体的には、アルメニア、アラブ、トルコ、ロシア、イランといった文化で、今回は特に、旧市街の街並みに強く特徴が見られるアルメニア、トルコ、アラブの文化を紹介していきます。

アルメニア

まずはアルメニアの文化です。アルメニア人は代々顕著な石造建築技術を持っており、カフカスからイランにかけて多くの建築を立ててきました。

バクーの旧市街にある石造建築もアルメニア人の建設技術が使われて建設されたと言われています。

例えば、以下の写真の窓枠の上部は石を斜めにカットして組み合わせることでバランスをとり、接着剤なしで窓枠が作られています。

アラブ・イスラーム

アラブからの影響として大きいのはやはりイスラームです。

旧市街の中にあるモスクには星や月といった他のイスラーム世界とのつながりが見られます。

トルコ

旧市街の街並みの「トルコポイント」はたくさんありますが、特にトルコからの影響を感じさせるのは建物2階の張り出しです。

トルコからシリアにかけての地域では多くの建物の2階が張り出しており、その建物の住民が2階から地上を眺めて楽しんでいたそうです。

その名残か、バクーの旧市街でも多くの建物に張り出しが存在しています。

アルメニア風の石造建築にトルコ風の張り出しがあるのはまうず個人的にとても面白いポイントだと感じました。

最後に

様々な文化が混ざり合うバクーの魅力は伝わりましたでしょうか?

他にも帝政ロシア時代の建物が多く残る新市街やオイルマネーを背景として開発された新興住宅地などたくさんの見所が有ります!

ロシアから多くの航空便が飛んでいるので、ぜひロシア観光の道中に寄ってみてはいかがでしょうか?

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