モロッコの世界遺産8-マサガンのポルトガル都市編-

アラブ文化発信

こんにちは!

いよいよゴールデンウィークも残り数日となりました!

やりたいことをやり残さないように、うまく休日を使っていきたいですね。

今回はモロッコの世界遺産紹介の第8弾!

前回のエッサウィラと同様に城塞都市として知られる「マサガンのポルトガル都市ーアル・ジャディーダ」です!

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アル・ジャディーダとは

アル・ジャディーダはカサブランカから列車で3時間ほどの場所にある港町です。

この街の起源は16世紀にまで遡ります。

大航海時代、ポルトガルはヴァスコ・ダ・ガマやエンリケ航海王子で有名であるように、多くの探検船をアフリカにも送っていました。

そんな16世紀初頭に、アル・ジャディーダ(旧マサガン)はアフリカ探検の拠点の一つとして建設されました。

また、モロッコ内地や他の国の軍隊から拠点を守るために要塞状の都市が建設されました。

前回紹介した要塞都市であるエッサウィラとは違った、ポルトガルの黄色いパステルカラーの街並みが残る町となっています。

Google Map

世界遺産としてのアル・ジャディーダ

世界遺産委員会によって評価されたポイントを解説します。

UNESCOによれば、選出にいたった世界遺産登録の基準は(2)と (4)の2点です。

基準(ii):マサガンのポルトガル都市は16世紀から18世紀までのヨーロッパとモロッコ文化間の交流の影響を遺す顕著な例である。また、ポルトガルのインド航路上の西アフリカ探検の最初期に建設された居住地としても特筆すべきである。これらの影響は建築、技術や都市計画に明瞭に反映されている。

基準(iv):マサガンの要塞都市はポルトガルの建築技術と結びついたルネサンス時代の新しいデザインの概念が適用された初期の事例として顕著である。特に、マヌエル様式で16世紀初頭に建築された貯水槽と聖母教会は特筆すべきである。

UNESCO

やはり、他の同様モロッコを中心とした文化交流の痕跡として評価が高いようです。

特に、モロッコはヨーロッパからアフリカを探検する最初の寄港地となるので、大航海時代の遺産がよく残っています。

また、基準(iv)のマヌエル様式というのは、16世紀初頭にポルトガルが大航海時代の繁栄を享受していた時代を象徴するポルトガルの建築様式です。

他の事例としては、リスボンのジェロニスモ修道院やバターリャ修道院といった建築が有名です。

現在ポルトガルに多く見られる建築が海を越えたモロッコでも見られるのは感慨深いですね!

聖母教会(Church of assumption)

アル・ジャディーダのチェックポイント

現在残っている要塞都市は、アル・ジャディーダ市街地の中にある200m四方に収まる範囲です。

よって、観光する際は2時間程度あれば見どころは全て見ることができます。

この項では、アル・ジャディーダの必見ポイント3つを紹介します!

まずは、この町並みです!

まるでヨーロッパにいるような錯覚を覚えます。

街歩きをしていても他の都市と違い、客引きがいないので、ゆっくりと歩けます。

また、要塞都市内にはおしゃれなレストランや伝統的な住居を改修したホテルがあり、おすすめです!

また、下の写真のように要塞都市内にもモスクがあります。

外壁には、青色のペイントと共に、ヤシや貯水槽の絵が描かれています。

モロッコ国内の他のモスクではまず見られないため、独特の文化を築いていたことが分かります。

次に、おすすめなのは要塞です!

エッサウィラと同様に石積みの要塞に登ることができ、大航海時代に思いをはせることができます。

また、アル・ジャディーダの要塞は、東側が海に面しているため、朝に要塞に行くと海から昇る朝日と要塞をセットで見ることができます。

必見です!

3つ目は、もちろん貯水槽です!

この貯水槽は16世紀初頭に建てられ、城壁内の緊急用水の貯水槽として使われていました。

床には水が溜まっており、幻想的な空間になっています。

ヴォールト天井(教会の天井のようなドーム型の屋根)が水面に反射して、美しい景観を作り出しています!

また、貯水槽入り口はギャラリースペースとなっており、モロッコ絵画を楽しめます。

最後に

アル・ジャディーダは、カサブランカからのアクセスが良いうえ、2時間程度で回ることができることから、気軽に寄れる観光地となっています。

ぜひ、マラケシュやフェスとは違った町の雰囲気を味わいたい方は足を運んでみてください!

<参考文献>

・UNESCO:マサガンのポルトガル都市(アル・ジャディーダ) 

(https://whc.unesco.org/en/list/1058)

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