モロッコの世界遺産7-エッサウィラ編-

アラブ文化発信

こんにちは!

いよいよ日本では令和の時代が始まりました!

今なら何をやっても令和初になるので、今のうちに色々なことにチャレンジしていきたいですね。

今回はモロッコの世界遺産紹介の第7弾!

モロッコで唯一過去の都市として世界遺産に登録された「エッサウィラのメディナ」です!

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エッサウィラとは

エッサウィラはマラケシュから車で3時間ほどの場所にあります。

エッサウィラはマラケシュから車で3時間ほどの場所にあります。

エッサウィラの街の成り立ちについて、「モロッコを知るための65章」を引用すると、

15世紀にポルトガル人によって建設され、当時はモガドールと呼ばれていた。街は西アフリカ沿岸におけるポルトガルの貿易と軍事の拠点として発展した。

私市、佐藤(2008)

このように、元来エッサウィラはポルトガルの植民都市として建設され、ポルトガルが退散した後にフランス人やモロッコ人が住み、街が継承されてきました。

よって、他のモロッコの伝統的なマラケシュやフェスと比べてよりヨーロッパに近い街並みとなっています。

また、下の写真でも分かるように、マラケシュからエッサウィラの間は赤茶色の荒野が広がっていますが、エッサウィラ周辺は緑が確認できます。

この地帯にはアルガンオイルと呼ばれる、化粧用の油が取れる木が植生しており、地域資源の一つになっています。

Google Map

世界遺産としてのエッサウィラ

今回も世界遺産委員会が評価した点を見ていきます。

UNESCOによれば、選考にいたった世界遺産登録の基準は(2)と (4)の2点です。

基準(ii):エッサウィラは18世紀中頃のヨーロッパの影響が北アフリカの文脈に伝播した要塞海港都市の中でも、保存状態が良好な例である。

基準(iv):17世紀末、モロッコが開国した際に、旧市街はヴォーバンやサンマロの軍事技術から強い影響を受けたフランス人建築家によって展開された。結果、ヨーロッパの街の特徴が多くの箇所で見られる。

UNESCO

基準(iv)のヴォーバンやサンマロというのは、フランスの要塞都市の地名です。

また、ここでの「フランス人建築家」とは、ルイ15世の治下で上記都市の防衛計画に携わったコルニュのことです。

彼がエッサウィラ建設に携わったことで、フランスの要塞都市の特徴が随所に散りばめられることになり、それが世界遺産登録の一因となりました。

よって、エッサウィラは伝統的なモロッコの街並みではなく、ヨーロッパ諸国の都市計画がどのようにモロッコで適用されたかを現代に伝える例として世界遺産に登録された側面があります。

一方で、モロッコの要素が見られないわけではありません。

UNESCOによれば、

エッサウィラはまた、建設当初から多文化の中心地として機能してきた。例えば、ベルベル、アラブ、アフリカ、ヨーロッパや多くの宗教文化(イスラーム、キリスト教、ユダヤ教)

UNESCO

このように、ヨーロッパだけでなく、モロッコ独自の文化背景も含めて、多文化共生都市としての価値も認定されていることも分かります。

実際、街中にはモスクやユダヤ教の礼拝堂であるシナゴーグを見ることができます。

エッサウィラのチェックポイント

エッサウィラの旧市街は、700m四方に収まる範囲の街です。

さらに、街路がよく整備されているので、大変歩きやすいです。

そんなエッサウィラの必見ポイント3つを紹介します!

まずは、この町並みです!

白と青が合わさった街はモロッコ独特の混沌さを残しつつも、道と建物が共に綺麗に整備されています。

また、エッサウィラにはエスニック風のカフェやレストランが多く立ち並んでいます。

正直、他の都市に比べても種類が多く、どの店に入ろうか迷ってしまいます!

また、海風が街を通り抜けるので、まち歩きをしていても埃っぽさは全く感じません。

土産物屋では、エッサウィラ近辺の特産品であるアルガンオイルや綺麗な絨毯を見ることができます。

https://unsplash.com/search/photos/essaouira

また、大通りから一歩中に入った小道に入っても、青と白でペイントされた住宅が続いています。

また、エッサウィラの住宅のドア上部はレンガ風の装飾がなされていることが多く、小洒落た雰囲気を醸し出しています。

フェスやマラケシュと違い、小道も比較的分かりやすい構造になっているので、安心して散策できます。

https://unsplash.com/search/photos/essaouira

次に、おすすめなのは城壁です!

上の項でご紹介したように、フランスの要塞都市を参考に建設された要塞を見学できます。

旧市街のはずれには、下の写真のように、石を積み上げて建造された見張り台に入ることができます。

改めて、エッサウィラを眺めてみると守りを固めるには適切な地形であることを実感できます。

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また、実際の砲台のモデルも壁に沿って設置されており、往時を偲ぶことができます。

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3つ目は、港です!

ここでは、エッサウィラで取れた新鮮な海産物を楽しむことができます。

魚市場が朝から展開されており、様々な種類の魚や貝を見ることができます。

さらに、牡蠣はその場で食べることができ、購入するとレモンを絞って提供してくれます!

また、近くのレストランに入ると取れたての貝や魚を焼いて出してくれます。

おすすめです!

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最後に

エッサウィラは、街の規模に比べて観光客の数が多く、数多くの美味しいエスニック料理を食べることができます。

一方で、地元住民の生活も漁港近辺に行くと伺うことができます。

ぜひ、気持ちのいい海風にあたりながらモロッコとコスモポリタンな雰囲気をバランス良く味わえるエッサウィラでの滞在を楽しんでみてください!

・私市正年、佐藤健一郎編著『モロッコを知るための65章』明石書店、2008年

・エッサウィラのメディナ (https://whc.unesco.org/en/list/753)

Comments

  1. […] あとはエッサウィラもそうですが、アシラは海鮮もおいしいので、ぜひ食べてみてください‼️ […]

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