モロッコの世界遺産2-マラケシュ編-

アラブ文化発信

こんにちは!まうずです。

今回も引き続き私が以前滞在していたモロッコの世界遺産と観光スポットを取り上げていきます。

今回は1983年に世界遺産登録されたマラケシュです!

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マラケシュとは

マラケシュは、モロッコ国内でカサブランカ、ラバト、フェスに次ぐ第4位の人口を抱える大都市です。

マラケシュの起源について、モロッコを知るための65章によれば、

マラケシュ旧市街は、11世紀後半にムラービト朝の都として建設された。あとに続くいくつかの王朝でも都として君臨し、文化や交易の結節点として栄えた。

私市、佐藤(2005)

つまり、マラケシュは、様々な文化を吸収してきた古都であることが分かります。

また、近年はCOP22やWTOマラケシュ協定会議等、モロッコにおけるMICE(企業等が行うビジネス会議、研修旅行、国際会議、展示会等のイベント開催)推進の拠点になっています。

実際に、以下の写真のように市民が有志でTEDx(様々な分野の知見を得られる、プレゼンテーションイベント)を開催するなど、国内外から知識が集まる中心地になっていることが分かります。

どうやら古さと新しさが混ざり合うコスモポリタン都市がマラケシュである言えそうです。

世界遺産としてのマラケシュ

では、どのような点が世界遺産委員会より評価されたのでしょうか?

世界遺産を認定しているUNESCOによれば、選考にいたった世界遺産登録の基準は以下の4点です。

(1) 人類の創造的才能を表現する傑作

(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの

(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例

(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例

特に、(2)に関しては、「ムラービト朝、ムワッヒド朝が中世の都市開発に決定的な役割を果たした都である。1981年に世界遺産登録されたフェスはマラケシュの都市モデルを適用したものである。」とあるように、先に世界遺産に登録されたフェスが登録時に意識されていたことが分かります。

また、(4)に関して、UNESCOは、「西地中海の主要なイスラムの中心地として機能してきた」と評しています。マラケシュは、イスラム世界における際立った都市の1つとして世界遺産に登録されたようです。

代表的な観光地

次に、代表的な観光地を紹介します。 マラケシュで最も有名なモニュメントはクトゥビアの塔でしょう。

この塔はマラケシュ最大のモスクのミナレットで、旧市街観光を始める際の目印の1つです。

創建は12世紀で、過去にあったモスクの遺跡が残されており、その隣に現在のクトゥビアモスクが建っています。

https://unsplash.com/search/photos/marrakech

次に、ベン・ユーセフ・マドラサを紹介します。

このマドラサの現在の建物は、16世紀にサアード朝のスルタンの命により建てられたものです。

建設されたのがスペインのレコンキスタ(イベリア半島からのイスラーム勢力の追い出し)直後であったため、アルハンブラ宮殿で使われていた建築様式・技術を随所に見ることができます。

また、2階の窓からは、中庭を見ることができ、当時の神学生の生活を偲ぶことができます。

https://unsplash.com/photos/ULX7iUCEQvM

さらに、マジョレル庭園では、世界各地から取り寄せられた植物とマジョレルブルーと呼ばれる青を使った美しい家を見ることができます。

この庭園は、アルジェリア出身で、晩年をマラケシュで過ごしたイヴ・サンローランがかつて保有していました。

また、庭園に隣接している博物館では、イヴ・サンローランゆかりの品を鑑賞することができます。

特に、彼がデザインした広告や絵画は必見です!

https://unsplash.com/search/photos/marrakech

そして、マラケシュ観光のハイライトとなるのが、ジャマ・エル・フナ広場です。

この広場では、蛇遣いや大道芸人、ヘナアーティストなど様々な職人が集まってきます。

また、フライ、ケバブ、タジン、オレンジジュースなど祭りの屋台を彷彿とさせる屋台が毎晩広場を埋め尽くします。

このジャマ・エル・フナ広場の活気を味わうのがモロッコ旅行の1つの醍醐味でしょう!

https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5/

最後に

ご紹介したようにマラケシュは比較的広い範囲に遺跡が分散しているような印象です。

日によって訪れるエリアを決めて観光するといいと思います。

マラケシュにはヨーロッパから多くの航空便が飛んでおり、LCCであれば片道一万円以内で行くことも可能です。

ヨーロッパ旅行とセットで、モロッコ・マラケシュまで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

・私市正年、佐藤健一郎編著『モロッコを知るための65章』明石書店、2008年

・Pixabay(https://pixabay.com/ja/)

・UNESCO:Medina of Marrakesh(https://whc.unesco.org/en/list/331)

・Unsplash (https://unsplash.com/)

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