名詞、限定について
前回の続きから。
前回はالをつけると名詞が限定されることを学んだ。
限定というのは、英語で言うtheと同じような意味だ。
前回出てきたالطّاوِلَを例に今回は限定された名詞の発音について書いていく。
発音
まずは結論。
الطّاوِلَは「あったーうぃら」のように読む。
「あるたーうぃら」ではないので注意。
どうしてالطّاوِلَはあったーうぃらなのかというと、ルールに沿って発音されているから。
以下のルールを覚えておけば非限定の名詞を読むことは簡単だろう。らいむーんは慣れてないので読むのにとても時間がかかるけど。
ルール
この際、「あっ」みたいな音になる。
太陽文字
太陽文字とは、…というのはここを参照するとわかりやすい。
アラビア語で太陽という名詞が、الがつく時に読み方の変わる単語の代表。
そして月が、読み方の変わらない代表。
例
とぅふぁーはتفاحة(りんご)が限定されるとالتفاحةとなり、「あっとぅふぁーは」となる。
一方で、はーでぃかحديق(公園)が限定されるとالحديقとなり、「あるはーでぃか」となる。
なぜなら、الの後のحが月文字でそのまま読めばいいから。
こんな感じで読んでいけば良い。
あとは練習あるのみ!
ちょっと練習しよう。
練習
السلام عليكم.
و عليكم السَّلام.
اَلْحَمْدُ لِلَه
答え
まず最初のالسلام عليكمは、「あっさらーむあれいくむ」と読む。
基本的な挨拶を表す言葉で、朝でも昼でも使える万能なもの。これは、سという文字が太陽文字なのでلは読まない。
次のو عليكم السَّلامは、「わあれいくむっさらーむ」と読む。
これは、السلام عليكم(あっさらーむあれいくむ)に対する返事の言葉である。これも同様にسが太陽文字なのでلを発音することはない。
まとめ
前回の記事と今回の記事で、限定についてはこれでバッチリ。きっと。
次回からは発音を少し意識できるようになってるといいな。
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