みなさん、こんにちは!まうずです!
最近の日本は、春雨が降り、寒い日が続きますね。
そこで今回は、建築…ではなく、僕が長く滞在していたモロッコの料理をご紹介します!
ぜひ記事を読んで、温まっていってください!
モロッコ料理とは
モロッコ料理は主にマグレブ(北アフリカ西部)の料理にアラブ人の食文化が混ざって形成されたものです。
ただ、マグレブといっても、サハラ砂漠からやってきたベルベル人や、スペインからモロッコに移住したアラブ人もいます。
そのため、様々な食文化が混ざり合ったできたのが現在のモロッコの食文化の特徴になっています!

タジンとは
次に、最もポピュラーなモロッコ料理、タジンについてご紹介します。
少しモロッコのことを知っているという多くの方がモロッコ料理の名前としてあげるのはタジンだと思います。
タジンとは何か知るために、モロッコについて体系的に書かれた本である「モロッコを知るための65章」を見てみると、
タジンはモロッコの代表的な家庭料理で、タジンとは、肉や野菜をとろ火でじっくりと煮込んだもの。
私市、佐藤(2008)
つまり、タジン料理とはタジン鍋という器具を使って、肉や野菜を調理した煮込み料理全般を指すんですね!
代表的なタジン
次に代表的なタジンを紹介してきます。
まずは、タジン・ケフタです。
ケフタは、「ひき肉」のことを指しており、豚肉を食べることが禁忌とされているため、鶏肉であることが多いです。
このタジンは、トマトベースのソースにひき肉を団子状にして入れじっくりと煮込んだものになります。
卵が入っていることも多く、スパイスが効いたソースとまろやかな卵とホクホクの肉団子の組み合わせがたまらない一品です!

また、野菜メインのタジンも多いです。
モロッコでは、ニンジン、ジャガイモ、タマネギが多くのタジンに使われており、他にもインゲンマメ、ズッキーニ、ナス、プルーン、カボチャなど多種多様な野菜を堪能できます。
下の写真では、白身魚が使われており、栄養バランスもバッチリな料理になっていますね!
また、左端にフランスパンがありますが、モロッコではタジンには必ずパンがセットで供されます。
モロッコの方々は、タジンを食べる際に、フォークや皿を使わず、右手で直接パンと一緒に食べることが多いです。

最後に
今回、モロッコの食文化はどのような背景で形成されてきたのかと代表的な料理であるタジンをご紹介しました。
日本国内にもモロッコ料理専門店があるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
参考文献:私市正年、佐藤健太郎編著『モロッコを知るための65章』明石書店、2008
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