#イスラーム文化発信
السلام عليكم يا أصدقاء
こんにちは😄とぅふぁーはです🍎
そろそろイスラーム映画祭4が開催されますね‼️
実は、2015年からイスラーム映画祭が日本で行われています。🍎はイスラーム映画祭2に行ったことがあります✨
立見・通路に座って見てる人までいて、本当に驚いた👀を覚えています‼️
かなり難解映画なのですが、ハマる人はどハマりするであろう🍎がみたトルコ映画を紹介します🎞
「グレイン」トルコ映画
グレイン(Grain)は、SFのディストピア映画です🧪
2017年に制作されたトルコ🇹🇷・ドイツ🇩🇪・フランス🇫🇷・スウェーデン🇸🇪・カタール🇶🇦合作です。
🍎はSFがすごく好きなので、トルコのSFってどんなかんじなんだろうという興味本位で見に行ったのですが、これはSFというよりも生命について問題提起する哲学的な作品に感じました✨
そしてなんと、この作品、東京国際映画祭でグランプリを獲得しています‼️
あらすじ
いつとも知れない近未来。種子遺伝学者であるエロールは、移民の侵入を防ぐ磁気壁が囲む都市に暮らしている。その都市の農地が原因不明の遺伝子不全に見舞われ、エロールは同僚研究者アクマンの噂を耳にする。アクマンは遺伝子改良に関する重要な論文を書いていたが、失踪していた。エロールはアクマンを探す旅に出る…。
引用 2017年東京国際映画祭 サイト
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=9
🍎は東京国際映画祭にいってきてみたという話をしましたが、その時に監督インタビューを聞くことができたんです!!
そのときに監督が教えてくれた内容をちょっとご紹介して、この映画の魅力を皆さんにお伝えしようと思います。
URL: https://youtu.be/K84dF1pshmk
世界が抱える問題提起
先述のようにこの映画はただのSFではありません。
現代の世界における以下の2つの問題を表現していると感じました。
- 地球環境問題
- 移民問題
です✨
利便性を追求→自然を壊す→その事実を見て見ぬフリをする
という行く末を見事に表現しています‼️
そして🍎がすごい‼️と感じたのは、予告にもでているこのシーン。
2015年からシリア難民問題が本格化し、周辺国のトルコはシリア難民たちの避難先として選ばれ、大量の難民を受け入れてきました。
その様子を体現するような描写も多く、非常に考えさせられる作品でした。
モノクロSF
この映画はなんと全編白黒なんです‼️
なぜなのかというと、、、
世界各地の風景をつなげるためだそうです。
どうしても国・地域が違うと絵が繋がらない。だからモノクロを選んだそうです。
🍎は映画のプロでもなんでもないのですが、この選択は大成功だったと思います。レトロさもあるのに未来感もある。素晴らしい作品です💖
しかし1場面だけカラーに見える(?)場面があります。この効果によってディストピアとユートピアを巧みに表現しているのです🌟
息吹か?穀物か?
映画の中で主人公は何度もこの言葉をいろんな人に問いかけられます。
この言葉は、トルコの神秘主義詩人🇹🇷ユヌス・エムレの言葉から引用しているそうです。
彼は、神の愛と人間の運命の関係を説いた詩を多く残しています。
監督のインタビューによると、
- 息吹→精神
- 穀物→物質
を表しているそうです。
なんと難解なんだ😵
ですが、この言葉がこの映画の主題なのです。
私はこの言葉をこう解釈しました。
たとえば、あなたが飢えてしまいそうな状態にあったとき、
- 自身の士気をあげる
- 食べ物をもらう
という二択を渡されたらあなたはどうしますか?ということなんだと思います‼️
主人公はこの問いかけに対し、2を選び続けるわけなのですが、旅の中で変化していきます。
まとめ
SF哲学映画、グレイン。ユニス・エムレの言葉、主人公の心境が変化、そしてモノクロの映像美をぜひみていただきたいです‼️
#イスラーム文化発信
Grain(2017),Semih Kaplanoğlu, Kaplan Film, Turkey
・「グレイン」https://eiga.com/news/20171105/8/
・東京国際映画祭「グレイン」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=9
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